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トリートメントの役割とは?

 

トリートメントというのは髪の内部を修復するために生まれた商品ですが、
実は現在の科学をもってしても、毛髪を修復することは出来ていません。

 

CMなどで「髪を修復する」と言っているのは
髪に近い成分や、代わりになる成分を髪に浸透させているに過ぎず、
それが同化することは出来ていないのです。

 

これはつまり、いくらトリートメントを毛髪内部に浸透させたところで
その時だけか、良くて数日で抜け出てしまうという事です。

 

ではトリートメントをする意味は無いのかと言いますと、
そんなことはありません。

 

髪が傷んで毛髪内部の成分が抜け出てしまったところを
そのままにしておくのではなく、
一時的でも良いので代わりの成分を埋め込んでおくことにより、
ダメージの進行を遅らせる働きがあります。

 

但し、髪の状態によっては
トリートメントで髪を傷める可能性もありますので
コチラを参考にしながら正しくケアすることが重要です。

 

アミノ酸にこだわる必要はない

 

よく「髪の毛の成分であるアミノ酸を浸透させて…」
といったトリートメントを見かけますが
あれは髪の毛と同化してくれるのを期待してのことでしょう。

 

しかし今お伝えした通り、
トリートメントというのはどうせその日だけか数日しかもたないのですから
アミノ酸である必要性はありません。

 

むしろ目的によっては
全く別の成分を髪に浸透させた方が良い場合もあります。

 

例えば髪にハリをだしたい場合など、
全く同化しないアミノ酸などを毛髪内部に入れるよりも
ヘナを使用した方がよっぽど髪にハリが出ますし、
持ちも数か月持ちますので経済的です。

 

手触りに惑わされないようにしましょう。

 

トリートメントというのは、
あくまで毛髪内部に作用することを目的としているはずです。

 

しかし最近のトリートメントは、
使用後の手触りが異常にサラサラである商品が目立つのですが、
その異常なサラサラ感の正体は、
実は髪の表面にコーティングされたシリコンなどの効果です。

 

一般的に髪の表面をケアするのは
コンディショナーやリンスの役割であるはずなのですが、
お客様が使用した時の印象を良くするために、
トリートメント本来の目的であるはずの毛髪内部のケアよりも
表面のケアを重視してしまっている商品が
増えてしまっているように感じるのです。

 

ですので手触りが良いからといって、
そのトリートメントが本来の目的を果たしているとは限りませんので
注意が必要です。

 

では、トリートメントを選ぶ時は何を基準に選べばよいのでしょうか?

 

トリートメントの選び方

 

よくシャンプーやトリートメントの成分を見て
その商品の良し悪しを判断しているのを見かけますが、
成分表からは各成分がどのように加工されて、
どの程度配合されているのか読み取ることは出来ません。

 

しかし、大体のコンセプトは掴めます。

 

ですので、シリコンなど表面をケアする成分以外に、
毛髪内部をケアするための成分の質と量を見ておおよその見当をつけます。

 

そしてやはり、最終的にはあなたが何を求めているのかを明確にした上で、
実際に使ってみるしかありません。

 

当サイトでは、成分の分析は勿論、
実際に私の美容室に来店されたお客様が、
どんなシャンプーを使っているのか?
その使い心地は?
今度も同じものを買うつもりか?

などの生の声を参考にご紹介していきますので、
是非とも参考にしていただきたいと思います。