MENU

トリートメント、リンス、コンディショナーの違いとは?

 

よくトリートメント、リンス、コンディショナーの違いについて
解説しているサイトがありますが、結論から先に申し上げますと、
各メーカーによって考え方が違うので
一概に説明出来るものではないというのが正直なところです。

 

更に、同じメーカーでも商品ごとにコンセプトが違うので、
やはり一概に説明は出来るものではありません。

 

分類の仕方が違う

 

まずトリートメント、リンス、コンディショナーの分類の仕方からして
メーカーによって違います。

 

特にリンスとコンディショナーに対する考え方がバラバラで、
あるメーカーはリンスとコンディショナーは全く同じだと定義していますが、
別のメーカーでは別物であると定義していたりします。

 

なぜこんな事が起こるのかと言いますと、
トリートメント、リンス、コンディショナーそれぞれの役割の定義が
各メーカーごとにバラバラだからです。

 

リンスの役割

 

元々リンスというのはpHを整えるのが役割でした。

 

昔は髪を石鹸などで洗っていたので、
髪のpHがアルカリに傾いてしまったのを
リンスで弱酸性に戻す必要があったのです。

 

 

最近ではシャンプー自体が弱酸性のものが増えたので、
リンスの役割はpHのコントロールから
表面の手触りをサラサラ・つやつやにする方向ヘトシフトしていきました。

 

トリートメントの役割

 

リンスが髪の表面の作用するのに対して、
トリートメントは毛髪内部に栄養を浸透させることを目的としています。

 

髪の毛の成分はタンパク質なのですが、
例えそれと全く同じタンパク質を浸透させても同化することはなく、
毛髪内部に定着することはありません。

 

簡単に説明すると、いくら髪の毛に栄養を浸透させても、
やがて抜け出てしまうという事です。

 

そこで、少しでも毛髪内部に栄養を留まらせるために、
髪の表面にコーティングする成分を入れるようになりました。

 

※リンスは表面に作用しますし、トリートメントも表面に作用しますので、
この時点で境界線が分からなくなってますね(汗)

 

コンディショナーの役割

 

特にコンディショナーの役割に対する考え方は各メーカーバラバラです。

 

最も多い考え方は、
リンスとトリートメントの両方の作用をひとつにまとめたもの、
つまり髪の内部に栄養を入れつつ
表面をコーティングしようというものなのですが、
でもこれトリートメントと同じような役割ですよね?

 

また、別のメーカーのコンディショナーの役割の考え方は、
髪の表面を整えるためのもの、
つまりリンスと全く同じという考え方だったりします。

 

まとめ

 

以上のことから、
トリートメント、リンス、コンディショナーの違いとは?という質問に対して
共通の答えは無いということがお分かりいただけたかと思います。

 

 

【おまけ】リンスは必要ない?

 

たまに、トリートメントをするならリンスを使う必要はない
という意見がありますが、一概にそうとは言えません。

 

毛髪内部にも表面にも作用するコンセプトの
トリートメントを使うのであればリンスは必要ありませんが、
毛髪内部に浸透するだけというコンセプトのトリートメントを使う場合は
リンスをした方が効果的でしょう。